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角番センパイ
(一級建築士)
私は受験歴3年を経て合格をつかみ取った一級建築士です。
学科試験には通過したものの、製図試験に2度目落ちして角番に昇格!?
そこからメンタルを鍛え上げ、角番スピリッツで合格をつかみ取りました。
(今では、こっそりブログ活動中。)
私は”夢を諦めない受験生”たちを応援します!
角番に昇格してしまった方、角落ちからの復活を目指す方に向けて「役に立つ知恵や技術」を投稿していきます。

一級建築士製図ブログ-03:設計課題「図書館」発表後にやるべきこと

一級建築士:製図課題「図書館」が発表されて、本試験に向けて多忙な日々が始まりました。

予備校のカリキュラムがスタートし、多くの受験生が解答例のトレースを量産していることでしょう。

その中で、何としても結果を出したい「角番生、角落ちからの復活の方は、今からトレースだけで良いのだろうか?」という心境もあるかと思います。

製図ブログでは、「設計課題の発表後にやるべきこと」についてお伝えします。

今年も熱い夏が始まったぞ!

今年も気合い全開で
図面トレース10枚やるぞ!

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一級建築士:製図ブログ-02.(図書館の特徴と分析)

製図ブログについて

当ブログは、昨年の試験において悔しい思いをされた「角番生、角番からの復活の方」のモチベーションアップのため、プラスになる情報を発信していきます。

目次

一級建築士製図ブログ:課題発表の直後から、すぐにやるべきこと。

すぐに始められること

  • スケジュールを先に追い込む。
  • 過去問を1つだけトレースする。
  • 計画の要点のテンプレートを作る。

なにやる?

スケジュールを先に追い込む

資格学校の試験対策は、決戦日が近づくにつれてやるべきことが増えてきます。

直前になって後手後手に回っては、十分な成果を得ることも出来ませんよね?

受験経験が1度でもあれば、少なくとも初受験生よりも早く行動できるはず。

昨年以上の成果を出すには、追い込まれるまえに「先に追い込む」姿勢が決め手となるでしょう。

フライングスタートで
ちょうど良いくらい。

過去問を1つだけトレースする

標準解答例から読み取れるもの

まず始めは、学科試験と同様に過去問から押さえていきます。

直近課題:平成24年度「地域図書館」を観察して、次の4項目をチェックしてみましょう。

(ここにリンクを貼ろうと思っていたのですが、試験元のHPから無くなってました。

要チェック!

空間構成4要素

  1. 配置計画
    • 外構とアプローチの関係
  2. ゾーニング・動線
    • 分かりやすさと利用しやすさ
  3. 要求室の計画
    • バランスの良い部屋の配置
  4. 建築物の立体構成
    • 合理的で整合性のある建物の形状

標準解答例を見ていると「え!?これはアリ!」というものが、見られるかと思います。

しかし、その解答例には次のような一文が表記されています。

この標準解答例は、合格水準の標準的な解答例を示すことを意図したもの。

え!これってアリ!
解答例は大丈夫なの?

つまり、解答例からはプランの「最低ライン」を読み取ることが出来るのです。

想定外のことが起こりうる本試験では、完璧なプランで解答できる受験生はいません。

まとめ切れない制限時間の中で、「空間構成4要素」を守り抜くために何を諦めるのか?

これを判断するためのひとつの目安にしましょう。

なるほど・・・
捨てる物の判断材料ね。

図面トレースから読み取れるもの

図書室のレイアウト
  • BDS
  • 貸出カウンター
  • 一般開架閲覧席
  • 新聞・雑誌コーナー
  • レファレンスコーナー
  • 児童開架スペース
  • ブラウジングコーナー
  • 書架の配置
  • OPAC
  • 図書作業室

人の動線

入口 ▷ BDS ▷ 貸出カウンター ▷ 閲覧室

図書室内には複数のスペースと設備が設けられています。

それぞれの「あるべき位置関係」を押さえ、作図のときは手本を見ずにアウトプットできるように準備しておきましょう。

あるべき位置関係とは?

  • BDS
    • 図書室の出入口に設置する。
  • OPAC
    • 図書の検索のため分散配置する。
  • 貸出カウンター
    • 閲覧室を見通せる位置に計画する。
  • ブラウジングコーナー
    • 図書室の出入口の近くに配置する。
  • レファレンスコーナー
    • 貸出カウンターの近くに配置する。
  • 児童閲覧室
    • 一般開架閲覧室と分けて計画する。
  • ブックポスト
    • 施設の出入口付近に配置する。

レイアウトの感覚は、
図面を描いて身につけよう。

計画の要点のテンプレートを作る

昨年の試験で、計画の要点を記述するために使った教材を持っているかと思います。

その内容をもとに、本試験課題に合わせて作り直してみましょう。

計画の要点で問われること

【計画】

  • アプローチ
  • ゾーニング
  • 周辺環境への配慮
  • 防火区画の形成
  • CO2排出量削減

【構造・設備】

  • 床構造
  • 無柱構造
  • 吹抜けまわりの構造
  • 全館空調のシステム図
  • 天井高さを確保する計画

図書館において”想定できる”要点を洗い出しました。

昨年の教材をもとに、記述解答するためのテンプレートを作っておきましょう。

計画の要点

計画の要点本試験課題に合わせて室名を変える。
構造の要点地上3階建てと地下の要点を押さえる。
設備の要点全館空調と個別分散型空調を押さえる。

計画の要点というのは、課題のバリエーションや特徴に関わらず、「使い回し」が可能です。

準備期間の早い段階で「引き出しを備える」ことで、後半に入ってからの「計画の要点の対策」は最小限で済みます。

そうすることで、終盤の段階になると「エスキスの対策」に避ける時間が増えますよね?

やることが多すぎる・・
本試験まで耐えられのか?

一級建築士製図ブログ:課題発表の直後から、すぐにやるべきこと(まとめ)

空間構成4要素

  1. 配置計画
    • 外構とアプローチの関係
  2. ゾーニング・動線
    • 分かりやすさと利用しやすさ
  3. 要求室の計画
    • バランスの良い部屋の配置
  4. 建築物の立体構成
    • 合理的で整合性のある建物の形状

すぐに始められること

  • スケジュールを先に追い込む。
  • 過去問を1つだけトレースする。
  • 計画の要点のテンプレートを作る。

先回りして計画を進めよう。

Next!

一級建築士製図ブログ-04.作図のウソとホント?について

当ブログは、昨年の試験において悔しい思いをされた「角番生、角番からの復活の方」のモチベーションアップのため、プラスになる情報を発信していきます。

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