一級建築士試験に挑む受験生の方、製図板(並行定規)選びに悩んではいませんか?
この試験でしか使わない道具とはいえ、値段の重い買い物となるので真剣に考えますよね。
一度買ってしまうと最後、合格するまで運命を共にするバディ(相棒)となるかもしれません。
オススメが分からない?
- 道具の知識がない。
- 製図板選びで失敗したくない。
- 新品と中古、どちらで決めるのかを迷う。
「これ、オススメです!」と言われて「はい、決めました!」とはいきませんよね?
私も2級と1級の製図試験で3年ほど使い続け、製図板を成仏させるくらい使い倒しました。
この記事では、一級建築士試験にオススメの製図板を5アイテムに厳選し、新品と中古のメリット・デメリットを解説します。
私の体験談をもとに、失敗しない選び方や新品と中古のそれぞれの活用法を紹介し、あなたの重要な相棒選びのヒントを授けましょう。
「製図板選び」
「失敗しない」
「新品・中古」
こんな人におすすめ!
- 製図板の知識がなくて選べない。
- 製図板選びで失敗して後悔をしたくない。
- 製図板選びは新品と中古のどちらが良いか知りたい。
今日からコイツが
オイラの相棒だ。宜しく!
「図面の手書きは時代遅れ?」
IT化が進む現代ではCADを操作して図面を描くことがスタンダードになりました。
ライフスタイルが進化していく中で、製図板は肩身の狭い立ち置に追いやられているかもしれません。
しかしながら、一級建築士製図試験では受験生の「素の実力」を図るための手書きツールとして、そのスタイルは受け継がれています。
一級建築士試験にオススメする製図版5選、7つの視点でレビュー
学科試験の合格が見えた方の最初の試練は製図道具を集めること。
その中でも、道具知識の乏しい受験生が、とびっきり迷うのが「製図板選び」といえるでしょう。
年に一度の決戦舞台に備えて道具にこだわる一方で、合格すると役割を終える儚い運命です。
「次世代の一級建築士のために」
もし出来ることなら、運命を共に戦ったパートナー(製図板)を次の挑戦者に託してあげたいですよね?
(・・それなりのお墨付きと値札を付けて・・)
「製図板選びで失敗したくない」という受験生の悩みに応えるために、私が数日間にわたる”鬼リサーチ”を経て、この記事の執筆に至りました。
オススメする製図版の候補について
私がオススメする5つの製図板を「どのようにして決めたのか?」
そこに至るまでのアウトラインについて、少しだけお話ししておきます。
私が使っていた製図板
- マックス MP-400FL2
- ムトー ライナーボード UT-06
私がリサーチした製図版
- マックス MP-400FL2
- ムトー ライナーボード UT-06
- ムトー ライナーボード UM-06N8
- コクヨ トレイザー TR-HHEB11
- コクヨ トレイザー TR-HHEF11
- ウチダ KS-406N A2 014-0103
- ドラパス ドラパスボード DXM-601
- ステッドラー マルスライナー 960A2
その中で厳選したアイテム
- マックス MP-400FL2
- ムトー ライナーボード UT-06
- ムトー ライナーボード UM-06N8
- コクヨ トレイザー TR-HHEB11
- ステッドラー マルスライナー 960A2
5つのアイテムに絞り込むうえで重要視したこと
厳選した理由は「リセールバリュー」
製図板は「合格すれば役割を終える」という運命をたどるため、ここに線を引くことにしました。
ウチダ製やドラパス製も機能的には他のアイテムと遜色がなく、コストパフォーマンスも悪くありません。
この記事に至っては、役割を終えた製図板を「確実に売る」というテーマに絞って、5つに厳選させていただきました。
売るだけ?
「売る」以外の選択肢もある。
すでに購入されている方がいれば、大事に使っていただければと思います。
確実に売る以外に「記念品として保存する」という選択であれば、コスパ重視でかまいません。
後ほど解説する「新品と中古で失敗しない選び方」では、より大きなスケールでのコスパを追求してます。
アイテムを7つの視点で見ることで、精度の高い評価をする
「7つの視点で多面的に評価する」
道具の知識のない人でも想像できるように、私が7つの視点を持って評価を付けました。
じっくり「比較・検討」して決断したい方の為に、その商品の性能や体験談をまとめています。
厳しい予選を勝ち残った製図板のおすすめアイテム5選を、それぞれの特徴と共に紹介しましょう。
7つの視点
- 軽さ
- 価格
- 機能性
- ネームバリュー
- マトリックスで評価
- 2アイテムを任意で比較
- 製図板の採点比較表で評価
製図板の採点比較表
本記事の後半に「製図板の採点比較表」Excelファイルのダウンロードリンクを貼っています。
マックス MP-400FL2(オススメ!)
- マックス MP-400FL2(オススメ!)
- ムトーライナーボード UT-06
- ムトーライナーボード UM-06N8
- コクヨ トレイザー TR-HHEB11
- ステッドラー マルスライナー 960A2
↑クリックすると他のアイテムへ跳べます。
イチ推し!
使い易さ・軽量化・機能性のバランスは「No.1」
マックス株式会社(MAX)は、小型ホッチキスを開発した国産の文具メーカーです。
並行定規:MP-400FL2は、マグネット設計でありながら”3kg切り”の軽量化を実現した、理想的な製図板といえるでしょう。
(私自身も長い期間、パートナーとしてお世話になりました。
)軽さ | B |
価格 | B |
機能性 | B |
ネームバリュー | B |
推しポイント!
- マグネット式かつ2.8kgの軽量ボディ
(スケールハンガー付き) - スケールはシンクロワイヤシステムを採用
- 線が見やすく目が疲れにくいスモークスケール
- シンプルで操作しやすいレバー式のブレーキ
- 傾斜スタンドは使い易いシンプルな3段階の設計
ボディは”2.8kg”の軽量型でかつ、コンパクトなデザイン。
図板はマグネット仕様で、武藤製のライナーボードUT-06より100グラム軽く、低価格な製品です。
①スケールハンガー
図板(裏)の中央に設置されているスケールハンガー。
ケースに収納する際には、ここに定規を引っ掛けることで、持ち運びのガタツキを抑え、機構部の損傷を保護することが出来ます。
②シンクロワイヤシステム
スケール移動の精度を維持できるシンプルな駆動装置で、定規の動きにも安定感が感じられます。
③スモークスケール
アクリル製のプレートは、目にやさしいグレーのかすみ色にデザインされていて、長時間の製図ワークでも疲れにくい仕様です。
④レバー式ブレーキ機構
手まえ側に設置されているため、手の動作が少なくスケールを素早く確実にロックすることが出来ます。
製図板を選ぶときは、ブレーキの位置を確認しておくこともポイントです。
⑤3段階の傾斜スタンド
スタンドが6.5度と9度と別々に取り付けられているため、使用する傾斜が決まっている方は、製図板セットが楽になるでしょう。
(0度をカウントしない場合は2段階になります。)
マックス MP-400FL2は、2.8kgの軽量ながらも高機能な製図板です。
私自身も長い期間に渡って使い続けましたが、シンプルな作りのため「壊れにくい」といった強みもあるでしょう。
そういった意味では、信頼性を兼ね備えた製図板として多くの受験生に定着しているといえます。
Amazonレビュー
- 「比較的軽い」
- 「シンプルで使いやすい」
- 「保管状況が悪いと図板が反る?」
定価:¥47,000(Amazon価格とは異なります。)
#重量 | 2.8kg |
#傾斜角 | 3段階(1、6.5、9度) |
#フローティング | 最大2mm(無段階フロート) |
#平行定規の動き | ワイヤー駆動 |
#平行定規ブレーキ | レバー式 |
迷ったときは、マックス MP-400FL2の一択です。(オススメ!)
ムトー(MUTOH)社製 ライナーボード UT-06
- マックス MP-400FL2(オススメ!)
- ムトーライナーボード UT-06
- ムトーライナーボード UM-06N8
- コクヨ トレイザー TR-HHEB11
- ステッドラー マルスライナー 960A2
受験生の理想を詰め込んだスマートモデル
武藤工業株式会社(MUTOH)は、製図板をはじめとする設計製図機械の代表メーカーです。
その中でもUT-06は高級感と軽さが特徴で、機能性と軽量化の両立が成されています。
多くの受験生の理想を詰め込んだ、スマートモデルの製図板といえるでしょう。
軽さ | B |
価格 | C |
機能性 | B |
ネームバリュー | A |
推しポイント!
- 定規の動作がスムーズ
- 操作しやすいスケールブレーキ
- 三角スケールを乗せるスケールグリップ
- スケールが反転して、ジャマにならない
①ワイヤー・プーリー
両端のスライド部分に組み込まれたワイヤーとプーリー(滑車)が、駆動方式となり並行定規の移動をアシストする設計です。
(スケール移動の安定感は抜群!)
②スケールブレーキ
ブレーキはレバー式、ワンタッチでロックできる作りです。
手まえ側に設置されているため視認性が良く、手ブレなどによるストレスから解消されるでしょう。
③スケールグリップ
グリップ溝に三角スケールをセットできるスペースがあり、左右にスライドさせることで、製図板上のどこでも採寸できます。
④スケール反転機構
スケールを一番手前に移動すると、図板上から裏側まで並行定規が反転する仕組みです。
フリーハンドで描くときにも、スケールが邪魔になりません。
武藤製は他メーカーに比べて値段は高いですが、初心者にとっての使用となると安心感はピカイチです。
長期に渡っても大事に使い続けることで、そこそこの値段で売ることも出来る「リセールバリューの高い」優等生といえるでしょう。
Amazonレビュー
- 「使いやすい」
- 「置き場所に困らない」
- 「問題点は見当たらない」
定価:¥52,250円(Amazon価格とは異なります。)
#重量 | 2.9kg |
#傾斜角 | 3段階(1、5、10)度 |
#フローティング | 最大5mm(無段階フロート) |
#平行定規の動き | ワイヤー駆動 |
#平行定規ブレーキ | レバー式 |
ソフトケースのキャリングケース(付属品)もセットの価格です。
ムトー(MUTOH)社製 ライナーボード UM-06N8
- マックス MP-400FL2(オススメ!)
- ムトーライナーボード UT-06
- ムトーライナーボード UM-06N8
- コクヨ トレイザー TR-HHEB11
- ステッドラー マルスライナー 960A2
新しいスタンダードを追求した次世代マシーン
UM-06N8は、スタイリッシュに洗練されたブラックカラーが魅力です。
当モデルは作図の新しいスタンダードを追求した、次世代型の製図板といえるでしょう。
先ほど紹介した、”UT-06には無くてUM-06N8にのみある機能”があるので、最初に紹介していきます。
軽さ | C |
価格 | C |
機能性 | A |
ネームバリュー | A |
推しポイント!
- シンクロベルトによる快適な動作
- ダブルヒンジで定規をジャッキアップ
- スケールが浮いて図面を保護する
- 傾斜脚と滑り止めゴムのシンプル設計
- スケール倒立でメンテナンスが楽になる
⑤シンクロベルト駆動方式
スケールをスライドさせると、定規の移動を左右のベルトがアシストします。
シンクロベルトとは、歯車の形状とベルトの凹凸が同期して噛み合うことで、静かで切れの良い動きを生み出す装置のことです。
⑤-2、連動シャフト
シンクロベルトは左右の溝に付いており、双方がシャフトで繋がっているため、左右の動きにおいてもシンクロする仕組みです。
スケール移動の際に左右のベルトが息を合わせて動くため、定規が常に水平を保ち、斜めになって引っ掛かるリスクを解消できます。
⑥ダブルヒンジ機構
サイドレバーを解除してスケールの両端を持ち上げると、定規がジャッキアップする仕組みです。
定規を手まえに移動して反転させることなく、用紙の差し替えが可能となる他のアイテムには無い機能です。
⑦スケールフローティング
定規が図面と擦らないための”すき間”を確保する工夫です。
スケール移動の際に図板から浮き上がらせることで、用紙の汚れや傷みを回避します。
⑧傾斜脚と滑り止めゴム
裏面の傾斜脚は、傾斜角度を1度、5度、10の三段階で調整が可能。
スタンドの足先には滑り止めゴムがついていて、安定感があります。
⑨スケール倒立
定規を起こすことで自立し、用紙のセットや取り外し、スケール裏面の掃除がしやすい設計です。
スケール反転機構も備わっているので、椅子から立ち上がって着座するときに、衣服を引っ掛けて破損させるリスクも回避できます。
さらに!
持ち運びに便利な2WAYケースが付属品として付いて来ます。
(2WAY:手提げで握る・肩に掛けることも可能)
スタイリッシュなブラックカラーで、製図道具としての魅力を一層引き立てるでしょう。
Amazonレビュー
- 「スタイリッシュ」
- 「動きがスムーズ」
- 「専用のケースが良い」
定価:¥59,400(Amazon価格とは異なります。)
#重量 | 3.2kg |
#傾斜角 | 3段階(1、5、10度) |
#フローティング | 最大5mm(無段階フロート) |
#平行定規の動き | シンクロベルト駆動 |
#平行定規ブレーキ | レバー式 |
シンクロベルト駆動装置は、武藤製ライナーボードUM-06N8の”独自”の仕様です。
コクヨ トレイザー TR-HHEB11
- マックス MP-400FL2(オススメ!)
- ムトーライナーボード UT-06
- ムトーライナーボード UM-06N8
- コクヨ トレイザー TR-HHEB11
- ステッドラー マルスライナー 960A2
究極の軽さを追求した「最強コスパ」の製図板
コクヨ株式会社(KOKUYO)は日本を代表する老舗の文具メーカーです。
トレイザー平行定規:TR-HHEB11は、低価格でありながら機能性においても遜色がありません。
図板はビニール製で「2.4kg」という破格の軽さで設計されているため、女性向きのパートナーといえるでしょう。
(マグネットプレートは使えないので注意してください。)
軽さ | A |
価格 | A |
機能性 | C |
ネームバリュー | C |
推しポイント!
- マグネットを使わない設計
(他メーカーに比べて安く経済的) - レバー式の使いやすいブレーキ
- スケール倒立で用紙の抜き差しが楽
- 傾斜スタンドは使い易いシンプルな設計
①マグネットを使わない無駄のない設計
ビニール製を採用することで、「2.4kg」という破格の軽量さを実現しています。
①-2、ビニール製の図板
マグネットプレートは使えません。
図面の押さえはドラフティングテープで対応しましょう。
②レバー式のブレーキ
クラッシックな見た目のブレーキですよね?
つまみが操作しやすい作りとなっていて愛着も持てます。
フローティングの高さは、反対側から5段階の調節が可能です。
③スケール倒立
用紙の差し替えや、スケールの裏面および製図板の清掃が簡単に行える作りです。
スケールを手まえに移動すれば、定規の反転も出来ます。
④シンプルな傾斜スタンド
スタンドは0度、6度、9度の3段階も傾斜をつけることが可能です。
この製図板は必要最低限の機能を完備しつつ、価格がリーズナブルなのも魅力的です。
「2.4kg」の破格の軽さや、クラッシックな作り感も相まって、使えば使うほど愛着が湧いてくるポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。
Amazonレビュー
- 「軽い」
- 「使い心地は良い」
- 「バッグの持ち手が長すぎる」
定価:¥45,600(Amazon価格とは異なります。)
#重量 | 2.4kg |
#傾斜角 | 3段階(0、6、9度) |
#フローティング | 5段階調整 |
#平行定規の動き | ワイヤー駆動 |
#平行定規ブレーキ | レバー式 |
※(注意)マグネットプレートは使えません。
ステッドラー マルスライナー 960A2
- マックス MP-400FL2(オススメ!)
- ムトーライナーボード UT-06
- ムトーライナーボード UM-06N8
- コクヨ トレイザー TR-HHEB11
- ステッドラー マルスライナー 960A2
意識の高い「プロ」が使うハイスペック定規
ステッドラー(STAEDTLER)は、シャーペンでも有名な筆記用具の世界的なドイツメーカーです。
定規マルスライナー960A2は起動性に優れていて、プロが使うようなハイスペック仕様となってます。
色々な機能が充実した信頼性の高い製品であり、資格学校が指定機として採用するケースも多いでしょう。
軽さ | C |
価格 | B |
機能性 | A |
ネームバリュー | A |
推しポイント!
- スケールは安定感のあるスライド式
- 操作しやすいネジ式のスケールブレーキ
- フローティングを調整して更にカスタマイズ
- スケール倒立で定規のお手入れが楽になる
- 3段階に固定できるコンパクトな傾斜スタンド
①スライド式
スケールの起動性も優れていて「使い始めの爽快感」が気持ちよい。
②ネジ式のスケールブレーキ
感覚的に探りやすい右側の位置にあるため、操作がしやすく時間のロスを抑えられるでしょう。
③フローティング調整機構
セットした用紙とスケールとのすき間を調整するもの。
使用する”テンプレートの厚み”に合わせてカスタマイズができます。
フローティングの精度は作業効率に直結する要素です。
- すき間が狭いと紙面との摩擦が起きて操作性が悪くなる。
- 逆に広いとシャーペンの先やテンプレートがすき間に入り込み、作図の手が止まる要因になる。
どのアイテムも2mm以上は調整できるので、知っておきましょう。
④スケール倒立
定規を起こすことで自立し、スケールの掃除がしやすい工夫です。
⑤コンパクトな傾斜スタンド
スタンドは考え抜かれたコンパクトな設計で、シンプルな収まりとなっています。
(ケースに収納する際にも、引っかかりにくい)
傾斜できる角度は、0度、6度、9度の3段階の調整が可能です。
さらに!
マグネットとショルダーベルト付きキャリングケースも付属品としてセットです。
ただ重さは「3.2kg」と重く、学校へ持ち運びにおいては身体の負担を考える必要があるでしょう。
ステッドラー製は、機能性・信頼性・コストパフォーマンスのバランスが非常に良く、プロ意識の高い受験生を満足させる良品です。
Amazonレビュー
- 「プロ向き」
- 「精度が良い」
- 「ストッパーが良い」
定価:¥48,000(Amazon価格とは異なります。)
#重量 | 3.2kg |
#傾斜角 | 3段階(0、6、9度) |
#フローティング | 最大2mm(無段階フート) |
#平行定規の動き | ワイヤー駆動 |
#平行定規ブレーキ | ネジ式 |
ショルダーベルト付きキャリングケース(付属品)もセットの価格です。
「STOP!」
ここまで5つのアイテムを詳しく紹介してきました。
正直なところ、情報がありすぎて整理が追い付かずに混乱してますよね?
内容を整理するために下記に掲載した「製図版スペック比較表」で、項目ごとに比べて見ましょう。
#商品名 | #定価 | #重量 | #傾斜角(度) | #フローティング | #平行定規の動き | #平行定規ブレーキ | #スケール反転機構 | #図板仕様 | #かばん |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
マックス MP-400FL2 | ¥47,000 | 2.8kg | 3段階(1、6.5、9) | 最大2mm(無段階フロート) | ワイヤー駆動 | レバー式(手まえ) | 〇 | マグネット | ソフトケース |
ムトー社製 ライナーボード UT-06 | ¥52,250 | 2.9kg | 3段階(1、5、10) | 最大5mm(無段階フロート) | ワイヤー駆動 | レバー式(手まえ) | 〇 | マグネット | ソフトケース |
ムトー社製 ライナーボード UM-06N8 | ¥59,400 | 3.2kg | 3段階(1、5、10) | 最大5mm(無段階フロート) | シンクロベルト駆動 | レバー式(手まえ) | 〇 | マグネット | ハードケース |
コクヨ トレイザー TR-HHEB11 | ¥45,600 | 2.4kg | 3段階(0、6、9) | 5段階調整 | ワイヤー駆動 | レバー式(右) | 〇 | ビニール | ソフトケース |
ステッドラー マルスライナー 960A2 | ¥48,400 | 3.2kg | 3段階(0、6、9) | 最大2mm(無段階フート) | ワイヤー駆動 | ネジタイプ(右) | 〇 | マグネット | ソフトケース |
ドラパスボード(参考用)
クリックすると開きます。
Amazonレビュー
- 「とても使いやすい」
- 「人によっては使い難い」
- 「片足がガタつき安定しない」
(レビューには個人差があります。)
軽さ | C |
価格 | B |
機能性 | A(又はC) |
ネームバリュー | B |
定価:¥48,400(Amazon価格とは異なります。)
#重量 | 3.0kg |
#傾斜角 | 3段階(0、6、9度) |
#フローティング | 最大2mm(無段階フロート) |
#平行定規の動き | ワイヤー駆動 |
#平行定規ブレーキ | ネジ式 |
#スケール反転機構 | 無 |
スケール反転機構(定規が図板の裏側に回り込む仕組み)は付いてません。
アイテムを2つ比較すれば、選び方のヒントが分かる?
色々な角度から切り込み、属性分けしたり一覧表にしたりでまとめて来ましたが、やはり迷いますよね?
厳選した5つのアイテムから任意に2つを取り出して、3パタンの比較表にまとめました。
ここまで迷っている方は、製図板選びの手掛かりとして参考にして下さい。
ライト級マッチ
ムトー(UT-06 :2.9kg)とマックス(MP-400FL2 :2.8kg)の比較
#メーカー | ムトー UT-06 | マックス MP-400FL2 |
---|---|---|
#重量 | 2.9kg | 2.8kg |
#傾斜角 | 3段階(1、5、10)度 | 3段階(1、6.5、9度) |
#フローティング | 最大5mm(無段階フロート) | 最大2mm(無段階フロート) |
#平行定規の動き | ワイヤー駆動 | ワイヤー駆動 |
#平行定規ブレーキ | レバー式(手まえ) | レバー式(手まえ) |
#定価 | ¥52,250 | ¥47,000 |
「重量」は100グラム差、こだわりの違いは「傾斜角」、そして決め手はやはり「価格」になります。
ヘビー級マッチ
ムトー(UM-06N8 :3.2kg)とステッドラー(マルスライナー :3.2kg)の比較
#メーカー | ムトー UM-06N8 | ステッドラー マルスライナー |
---|---|---|
#重量 | 3.2kg | 3.2kg |
#傾斜角 | 3段階(1、5、10度) | 3段階(0、6、9度) |
#フローティング | 最大5mm(無段階フロート) | 最大2mm(無段階フート) |
#平行定規の動き | シンクロベルト駆動 | ワイヤー駆動 |
#平行定規ブレーキ | レバー式(手まえ) | ネジタイプ(右) |
#定価 | ¥59,400 | ¥48,000 |
大きな違いは「定規の動き」、こだわりは「ブレーキ」の回し方、決め手はやはり「価格」です。
ムトー級マッチ
ムトー社製 ライナーボード(UT-06 :2.9kg)と(UM-06N8 :3.2kg)の比較
#型式 | UT-06 | UM-06N8 |
---|---|---|
#重量 | 2.9kg | 3.2kg |
#傾斜角 | 3段階(1、5、10)度 | 3段階(1、5、10度) |
#フローティング | 最大5mm(無段階フロート) | 最大5mm(無段階フロート) |
#平行定規の動き | ワイヤー駆動 | シンクロベルト駆動 |
#平行定規ブレーキ | レバー式(手まえ) | レバー式(手まえ) |
#定価 | ¥52,250 | ¥59,400 |
この勝負は「軽さ」が勝つか?「定規の切れ味」を取るのか?最後は「値段」で揺れる戦いです。
7つの視点
- 軽さ
- 価格
- 機能性
- ネームバリュー
- マトリックスで評価
- 2アイテムを任意で比較
- 製図板の採点比較表で評価
「簡単には決められない?」
こだわりは十人十色、パートナーをひとつに絞り込むのは想像以上に頭を抱える作業になるでしょう。
そういった方のために、私が紹介する5アイテムの「製図板の採点比較表」を以下に掲載しました。
コピー&ペーストでパソコンに取り込み、数値を書き込み、ご自身の感覚で採点してみて下さい。
製図板の採点比較表
Excel ダウンロード
スプレッドシート共有
上記のリンク↑を開き「Control+A」で全て選択、スプレッドシートにコピーペースト
採点比較表の「表全体」を左上の角(A1セル)に移動すれば、仕様通りに使えます。
一級建築士試験の製図版を決めるときに新品と中古で失敗しない選び方
製図板の選び方、Step1
あなたの環境に応じて、パートナー(製図板)に求める「性能」を決める。
「何を基準に製図板を選ぶのか?」
まず始めは多くの視点を取り入れて、その見るポイントや操作するイメージをお伝えします。
製図板の選び方、Step2
短期集中勝負!それとも長期計画で確実合格?によって「入手方法」を決める。
「いつまでに試験に合格したいのか?」
- ”短期”で製図試験に生活のすべてを捧げるのか?
- ”長期”で計画的にじっくり確実に合格をたぐり寄せるのか?
その見通しを踏まえたうえで、新品と中古のそれぞれのメリットや活用法をお伝えします。
製図板の選び方、Step3
新品と中古、製図板を2台持ちする人の「効果的な使い方」をStep3で紹介します。
Step1:製図板を選ぶときの4つの視点
さきほどのアイテム紹介で、いきなり登場した「マトリックス」について?
こちらは私独自の「軽さ」「価格」「機能性」「ネームバリュー」による4要素をベクトルにしたもの。
製図板を選ぶに当たっては、「何を基準にして選ぶのか?」といった軸を決める必要があります。
どれを基準する?
- 「軽さ」を基準にする。
- 「価格」を基準にする。
- 「機能性」を基準にする。
- 「ネームバリュー」を基準にする。
製図板の選び方、その1「軽さ」
「軽さは最もシンプルな目安」
製図板には様々な素材や設計に工夫があり、その中でも「軽さ」は外せないもの。
学生に至っては製図板を肩に担いでの通学の負担が大きく、それが週に1、2回となると大変ですよね?
資格学校に通う受講生は比較的に多く、製図道具は「軽い」というだけで十分なニーズがあります。
製図板の選び方、その2「価格」
「価格はトータルコストで決める」
予算を低く抑えたうえで、価格と機能のバランスを考慮し、短期戦で最小価格に収めたい!
「はがねのつるぎで魔王を倒す」といった心構えで、試験に挑むという考え方もあるかもしれません。
しかし、つるぎが途中で折れてしまうと、また新しい武器を買うことになり、トータルコストが高くなることも想定しておく必要があります。
まずは魔王の強さと自分の実力、そしてレベル上げに必要な期間を見据えたうえで、「適切な武器」を定めることが、賢明な選択といえるでしょう。
製図板の選び方、その3「機能性」
「機能性は必要最小限で決める」
優れた機能性を持つ製図板は作業効率を向上させるだけでなく、時間の短縮にも繋がります。
例えば、並行定規をスライドさせるときの動きが軽快になると、作図力がアップした気分になりますよね?
良質な「機能性」を持つ製図板を選ぶことで、長期的に見ると快適な作業環境に変えることも可能です。
人気のあるメーカーはどれを選んでも、平行定規に角度がつけられるものなど必要な機能はすべてそろっているもの。
自分が必要とする最低限の機能を決めておくことで、製図板選びのハードルをかなり下げられるでしょう。
製図板の選び方、その4「ネームバリュー」
「ネームバリューは価値になる」
信頼できるメーカーの製品は、出荷したときからの品質が高く、長期間の使用にも耐えられます。
武藤やステッドラーなどのブランドたちは、多くのプロに支持されているため「安心感」がありますよね?
ネームバリューのある製品は新品の場合、品質や耐久性が保証されていることが多いので、不安を払拭したい方は思い切って決断するのもひとつの考え方です。
そして何よりも、合格した後に役割を終えた製図板を「売る」ことが出来るといった強みもあります。
ネームバリューのある製品には、中古であっても欲しい買い手が付きやすいので、「売ること」も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
2つの軸で方向性が決まる
- 軽さ×価格
- 「お手軽さ」で決める。
- 価格×機能性
- 「コストパフォーマンス」で決める。
- 機能性×ネームバリュー
- 「信頼度」で決める。
- ネームバリュー×軽さ
- 「合格した後に売りたい」で決める。
製図板選びは実に奥が深い!
まさに多様性の戦いだね。
#商品名 | #軽さ | # | 価格#機能性 | # | ネームバリュー
---|---|---|---|---|
マックス MP-400FL2 | B | B | B | B |
ムトー社製 ライナーボード UT-06 | B | C | B | A |
ムトー社製 ライナーボード UM-06N8 | C | C | A | A |
コクヨ トレイザー TR-HHEB11 | A | A | C | C |
ステッドラー マルスライナー 960A2 | C | B | A | A |
製図試験は長期戦になるのでは?
そこも踏まえて選択しましょう。
Step2:「新品」と「中古」で失敗しない選び方
新品のメリット | 新品のデメリット |
---|---|
品質が保証されている | 価格(定価)が高い |
リセールバリューが高い | 丁ねいに使う必要がある |
欲しいものを自分で選べる | 外れたときのショックが大きい |
中古のメリット | 中古のデメリット |
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価格が安い | 性能や品質に不安 |
合格者の魂を受け継げる | 消耗が進んでいる可能性 |
長期計画であれば使い倒せる | 梱包や輸送時による破損リスク |
そして本題へ!
「新品と中古のメリット・デメリット」を踏まえたうえで、「失敗しない選び方」を解説します!
新品で失敗しない選び方
「1.新品を買う」
「2.大事に使う」
「3.そして売る」
”短期集中の一発勝負”で決めたい意識の高い方は「新品」がオススメ!(なぜ?)
「新品を買う」
短期集中の方がやってはいけないこと。
それは欠陥品を使い続けて試験本番で操作不能になることです。
新品の【メリット】
- 品質が保証されている
- リセールバリューが高い
- 欲しいものを自分で選べる
新品の【デメリット】
- 価格が高い
- 丁ねいに使う必要がある
- 外れたときのショックが大きい
「大事に使う」
新品は品質に不安が無いため、短期集中の試験勉強に専念できます。
また、後々に売ることも視野に入れて、丁ねいに使いましょう。
新品の【メリット】
- 品質が保証されている
- リセールバリューが高い
- 欲しいものを自分で選べる
新品の【デメリット】
- 価格が高い
- 丁ねいに使う必要がある
- 外れたときのショックが大きい
「そして売る」
めでたく合格した後は、きれいに掃除する。
そして、あなたの意志を継ぐ?次の挑戦者に製図板を託しましょう。
オススメの2択
いずれも製図板としては軽い方で、性能バランスも良い「外れのない」選択肢といえるでしょう。
ネームバリューにお墨付きがあるため、比較的に「売りやすい」アイテムです。
結論
”短期集中の一発勝負”で決めたい意識の高い方は「新品」がオススメです。
新品の購入についての優位性
新品の優位性
- 自分で武器を選べる
- リセールバリューが高い
- 性能や品質が保証されている
初受験生にとって製図対策はスタートダッシュが重要となるため、余計なリスクを排除したいもの。
自分の意思で武器を選択し、安心して試験対策に専念できるというのは絶大なメリットといえるでしょう。
リセールバリューが高い
「中古との差額分はリセールで回収する」
メルカリで売る場合、製図板の単体でも約1万円~2万円程度の値段がつく傾向です。
バンコテンプレートや30cmの大きな三角定規もセット販売にすることで、さらに売りやすくなります。
売却することで得られる収益により、「始めの購入時の中古との差額分」を回収できて、気持ち的にもスッキリしますよね?
中古で失敗しない選び方
「1.中古を買う」
「2.使い倒す」
「3.真剣に選ぶ」
”長期計画で確実合格”を目指す堅実な方であれば、「中古」がオススメ!(なぜ?)
「中古を買う」
長期計画で確実合格の方がやってはいけないことは?
自分に合うアイテムが分からないまま、いきなり新品を買うこと。
中古の【メリット】
- 価格が安い
- 合格者の魂を受け継げる
- 長期計画であれば使い倒せる
中古の【デメリット】
- 性能や品質に不安
- 消耗が進んでいる可能性
- 梱包や輸送時による破損リスク
オススメの2択
どちらも並行定規がスライド式のシンプルな構造で「壊れにくい」作りとなっています。
構成パーツが少なく摩耗劣化のしづらい「使い倒し」にぴったりのアイテムです。
中古の【メリット】
- 価格が安い
- 合格者の魂を受け継げる
- 長期計画であれば使い倒せる
中古の【デメリット】
- 性能や品質に不安
- 消耗が進んでいる可能性
- 梱包や輸送時による破損リスク
「使い倒す」
まずは「中古」でお手軽なアイテムを手に入れて使い込むこと。
長期的に道具を使い続けることで、物を選ぶセンスが身に付きます。
試験本番の1ヶ月まえは、じっくり時間を掛けて、製図板選びにこだわる。
「真剣に選ぶ」
アイテムは軽い物が良いか?ハイスペックを使いこなせるか?
決戦の舞台に向けて、最高のパートナー選びを真剣に考えましょう。
新品のメリットは?
新品の【メリット】
- 品質が保証されている
- リセールバリューが高い
- 欲しいものを自分で選べる
新品の【デメリット】
- 価格が高い
- 丁ねいに使う必要がある
- 外れたときのショックが大きい
オススメの3択
いずれも、製図板を使い倒した方にとって「最高のパートナー」になることは間違いありません。
手に馴染ませることで「売るのが惜しいくらいの」のパフォーマンスを発揮するでしょう。
残り1ヶ月でやること
あなたの意志を継ぐ、次の挑戦者に製図板を託しましょう。
その際に「Step3のセールストークを挟み、使い倒した中古の製図版もセット」にすると、さらに売りやすくなるでしょう。
結論!
”長期計画で確実合格”を目指す堅実な方であれば、「中古」がオススメになります。
中古の購入についての注意点
チェック!
- 性能不良はないか?
- スケールの動きと滑らかさ
- スケールブレーキの操作と利き具合
製図板の駆動装置は生き物なので、使い続けるうちに少しずつ消耗していくもの。
持ち主が「見えない部分の消耗」に気付かないまま長期間に渡って使い続けると、その疲労が蓄積されて新品の時からは大きく性能が損なわれているかもしれません。
「少しずつ痛みは進行している」
しかし、本人にとってはそれが「普段の状態」と認識しているためか、意外と気付かないもの。
そういったところで、性能について出品者と購入者の「認識のずれ」が生じることもあるでしょう。
出品者にとっては支障のないことでも、実際に目の当たりにすると明らかな欠陥であることもあります。
「外れたときは怒りのやり場がない」
出荷するときの梱包が丁寧だとは限らないため、輸送中に破損が生じるケースもあります。
中古の購入を決断する場合は価格と送料だけでなく、出品者の実績と評価を必ずチェックしましょう。
(こんな結果にならないように↓)
「大変申し訳ございませんでした!」
主人に変わって、相棒である私(製図板)が深くお詫びします。
中古品も大切に使い続けることで、わずかな傷であってもそれは「味」に見えて来るものです。
製図板を売るときのポイントについて
一級建築士に合格した後に製図板を「どこで売るのか?」
アイテムを売るときに手軽に利用できるオークションサイトを掲載しておきます。
- Amazon
- メルカリ
- Yahoo!オークション
出品するときのポイント
- 傷や汚れをしっかり取り除き、きれいな状態で出品する。
- (キズがある部分を伝えるほうが安心される)
- 出品ページには製図板の詳しい情報を明確に記載することで信頼性を高める。
- (ブランド、サイズ、材質、状態、付属品など)
- 三角テンプレートなどをセットにすることで、さらに売りやすくする。
- 写真は明るくクリアな画像を掲載して、アイテムの特徴などをアピールする。
- 市場価格を調査して適切な値段を設定、競合他者と比較してムリのない価格にする。
メッセージや質問に返信することで、出品者としての信頼を築きましょう。
また、受験生からの試験の悩み相談があったときに、あなたが経験談として回答することで、さらに信頼度が高まります。
Step3:新品と中古、2台持ちのそれぞれの活用法とは?
「2台目として新品を購入する」
この例は、資格学校に長期に渡って通学している人のケースです。
製図板の劣化が進んできた節目に「新品が欲しい!」と思うこともあるでしょう。
その一方、製図板を担いで移動することをロスだと考え「2台持ちする」ことで解決を図ります。
- 1台は家で使用する。
- もう1台は学校に預けておく。
- 通学時は製図板の持ち運びをしない。
そういったことで、製図板を「2台持ち」している人が増えて来ています。
若しくは1台目で中古を購入したところ失敗に気付き、その製図板を家での練習用として使い続ける。
本試験で使う製図板は新品で別に購入して、合格した直後に「売る」という計画です。
学校側に「製図板を預けられる」環境があると恵まれます。
通学時の持ち運びの負担が無くなるとすると、かなりの労力削減に繋がりますよね?
「行きと帰り」×「通学の回数」=「労力の削減」
新たに新品を手に入れることで出費が重なったとしても、「勉強するための体力の温存」として還元するので、通学期間が長いほどトータルメリットは大きくなります。
さらに、会社でも練習したい人にとっては、いつ捨てても良い武器を3台目として会社に置いておくことも出来そうですね。
新たな可能性!?
新品と中古、製図板を2台持ちする「効果的な使い方」によって学習効率を高められる。
新品と中古の違い
比較項目 | 新品 | 中古 |
---|---|---|
#価格 | 高い | 安い |
#品質 | 保証される | 不安がある |
#消耗度 | 大事に使えば長く使える | 消耗の進み度合いが不明 |
#リスク要素 | 破損のリスクは少ない | 輸送時の破損リスクがある |
#購入時の選択肢 | 自分で選べる | 限定される |
#リセールバリュー | 期待できる(売れる) | 期待できない |
#製図板への思い | 合格して自ら太鼓判を押す | 合格者の魂を受け継ぐ |
一級建築士試験の製図版「新品」と「中古」で失敗しない選び方(まとめ)
製図板の選び方、Step1
あなたの環境に応じて、パートナー(製図板)に求める「性能」を決める。
どれを基準する?
- 「軽さ」を基準にする。
- 「価格」を基準にする。
- 「機能性」を基準にする。
- 「ネームバリュー」を基準にする。
2つの軸で方向性が決まる
- 軽さ×価格
- 「お手軽さ」で決める。
- 価格×機能性
- 「コストパフォーマンス」で決める。
- 機能性×ネームバリュー
- 「信頼度」で決める。
- ネームバリュー×軽さ
- 「合格した後に売りたい」で決める。
製図板の選び方、Step2
短期集中勝負!それとも長期計画で確実合格?によって「入手方法」を決める。
【新品】
- 品質が保証されている
- リセールバリューが高い
- 欲しいものを自分で選べる
【中古】
- 価格が安い
- 合格者の魂を受け継げる
- 長期計画であれば使い倒せる
【新品】
- 価格が高い
- 丁ねいに使う必要がある
- 外れたときのショックが大きい
【中古】
- 性能や品質に不安
- 消耗が進んでいる可能性
- 梱包や輸送時による破損リスク
失敗しない選び方
- あなたは「短期集中勝負!」それとも「長期計画で確実合格?」
- ”短期集中の一発勝負”で決めたい意識の高い方は「新品」がオススメ!
- ”長期計画で確実合格”を目指す堅実な方であれば「中古」でもオススメ!
製図板の選び方、Step3
新品と中古、製図板を2台持ちする「効果的な使い方」によって学習効率を高められる。
- 1台は家で使用する。
- もう1台は学校に預けておく。
- 通学時は製図板の持ち運びをしない。
「行きと帰り」×「通学の回数」=「労力の削減」
紹介したアイテム5選
製図板選びに迷う方は、以下↓に掲載してある「採点比較表」を取り込み、評価してみて下さい。
製図板の採点比較表
Excel ダウンロード
スプレッドシート共有
上記のリンク↑を開き「Control+A」で全て選択、スプレッドシートにコピーペースト
採点比較表の「表全体」を左上の角(A1セル)に移動すれば、仕様通りに使えます。
採点の目安
項目①の「重要度×評価点」+項目②の「重要度×評価点」・・の累計=「総合評価の点数」
アンケート結果
解決?
- 道具の知識がない。
- 製図板選びで失敗したくない。
- 新品と中古、どちらで決めるのかを迷う。
私の体験談をもとに、失敗しない「相棒選び」のヒントを授けてました。
(お役に立ちましたでしょうか?)
もう手に入れたよ。
快適な製図ライフだね ♬
一級建築士になるために製図板選びは避けては通れない買い物です。
その選択によっては、試験対策の「追い風」となることもあれば「障害」となることもあるので、ここは真剣に考えたいところ。
一度買ってしまうと最後、合格するまで運命を共にするバディ(相棒)となるかもしれません。
合格した後に売る?
この記事では、一級建築士試験にオススメの製図板を5アイテムに厳選し、新品と中古のメリット・デメリットを紹介してきました。
あなたの重要な決断のお役に立てれば、私の苦労も報われます。
最後まで記事を読んでいただき、本当にありがとうございました。m(_ _)m
とりあえず、
試験に合格せねば!
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